さて今回はほとんどの方が通るであろう
申し込むのはどちらが良いのか問題。
FP協会か?
きんざい(金財)か?
勤務先で強制的に
団体申込みされている方を除いて
どっちで申し込もうかなと
悩む方は多いと思います。
私もとても悩みました。
過去の合格率を調べて
口コミを見て
実際の問題を見て
それでも決められない。。。
過去の私はそうでした。
結局どこで申込んだかというと
「きんざい」で申込みました。
理由は実技を
「生保顧客資産相談業務」に
決めたからです。
ここで大事なのは
実技試験の科目をどうするか
です。
私は仕事柄、生命保険を取り扱うことが
メインだったので、悩んだ結果、
生保相談業務にしただけです。
FP2級の全体像は以下の通りです。
学科試験はどちらも全く同じ問題です。
実技試験は問題が異なります。
2級 |
日本FP協会 |
きんざい |
資産設計提案業務 |
個人資産相談業務 |
|
|
|
生保顧客資産相談業務 |
中小事業主資産相談業務 |
||
損保顧客資産相談業務 |
保険会社に勤めている、
保険商品を扱っている人は
普段から馴染みがあるため
生保顧客/損保顧客資産相談業務を
選択されると良いかもしれません。
中小事業主資産相談業務は
富裕層をターゲットに
仕事をしている人向けです。
FP1級と重複している部分もあるので、
1級まで目指す人には良いかもしれません。
上記以外の人は、
資産設計提案業務(FP協会)
個人資産相談業務(きんざい)
を選択することになります。
そこでどちらがいいか悩むわけです。
試験時間はどちらも同じですが、
試験内容が異なります。
それぞれ特徴があります。
資産設計提案業務 (日本FP協会) |
個人資産相談業務 (きんざい) |
|
ライフプランニングと資金計画 |
○ |
○ |
○ |
△ |
|
金融資産運用 |
○ |
○ |
タックスプランニング |
○ |
○ |
不動産 |
○ |
○ |
相続・事業継承 |
○ |
○ |
○が出題される範囲です。
△は基本は出題されない範囲です。
範囲で比較
きんざいに1票
(きんざいのHPには出題範囲に
リスク管理の記載がありません。
保険が苦手という人には向いています。)
解くスピードで比較
きんざいに1票
きんざい15問
FP協会40問
問題数が少ないので1問にかけられる時間に
余裕があるのはきんざいです。
計算スピードに自信があればFP協会でも◎
1問あたりの比重で比較
FP協会に1票
問題数が少ないきんざいは、
1問間違えると痛いミスに繋がります。
FP協会は問題数が多いので、
多少のケアレスミスは許されます。
合格率で比較
FP協会に1票
2019年9月試験日の実技合格率は
FP協会 62%
きんざい 31%
しかし、これにはカラクリがあります。
学科の合格率を比較すると、
FP協会 43%
きんざい 20%
先ほども言いました。
学科の試験内容は同じです。
同じにもかかわらず、
これだけの開きがあるのです。
つまりこれはどういうことかと言うと、
FP協会で受ける人の方がレベルが高い
ということです。
あくまでも推測ですが、
きんざいは会社が団体申込みを行い、
受検意思の低い人も混じっていることが
考えられます。
一方で、FP協会は自分の意思で申込み、
それなりに勉強時間を費やしている人が
多いのではないでしょうか。
合格率だけでは一概にFP協会が
受かりやすいと判断できないかと
思いますので、ご注意くださいね。
総合的に判断してあなたはどちらのタイプが
自分に合っていると思いましたか?
考え方のステップをまとめます。
①実技をどうするか。
②資産相談にする場合は、実際の問題を見てみる。
なんとなく、こっちの方が
自分に合っているなと
思ったほうが正解です!
それでも判断に迷う時は、
相談に乗りますので
LINEでメッセージを
送ってくださいね。
どちらを選んでも基本は
難易度は同じ
資格としての価値も同じ
これだけは忘れないでください。
では、また。